人はなぜ楽しい気持ちになったり悲しくなったりするのでしょうか?
今回はその理由について考えてみたいと思います。
感情(かんじょう)とは、ヒト・動物、物事などに感じて抱く気持ちのことをいい
喜び、悲しみ、怒り、諦め、驚き、嫌悪、恐怖などがあります。
人はストレスを感じると、分泌される副腎皮質刺激ホルモン「ACTH」、「コルチゾール」
が分泌される為、不快な気持ちになります。
また、逆に苦痛とストレスを和らげ、リラックスを促す脳内ホルモン
「ロイシン-エンケファリン」が分泌されると心が晴れます。つまり、
人間はホルモンの分泌によって楽しい気持ちになったり悲しくなったりする訳です。
ちなみに、感情には身体感覚に関連した無意識な感情と
意識的な感情があるとされています。
前者を(emotion, 日本語訳は情動)、後者をfeelingと言い分けて使用します。
意識的な感情(feeling)には、大脳皮質(大脳の表面)が関与していますが、
無意識な感情の情動には、皮質下(脳の中心の方)が関与しています。 |