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脱毛症(はげ・ハゲ)になる原因は何か?(種類)

何かが原因で急に髪が抜けるようになり脱毛症(はげ・ハゲ)に

なってしまう人がいますが、何が原因となっているのでしょうか?

脱毛症とは、人が生えることを期待していた毛髪

(主に過去に生えていた箇所の毛)が生えなくなった状態をいいます。

具体的には、毛密度が生来の50%以下に低下した場合を指し、

他人から見ても目立つ場合をいいます。
(最近では女性のレーザー脱毛と区別して、薄毛と言われる事も多いです。)

脱毛症には以下の種類があります。

@男性型脱毛症

症状:加齢と共に前頭部と頭頂部の毛量が減少していきます。

原因:酵素5α-リダクターゼの働きによって男性ホルモン

である「テストステロン」から生成されたDHTが原因です。

DHTが毛乳頭細胞と結びつくと髪の毛の寿命が2〜6年⇒1年となります。

対策:

1、現時点でフィナステリドを内服します。

フィナステリドは、プロペシア、プロスカーの商品名で発売されています。

2、ミノキシジル(商品名ロゲイン、リアップ)を頭皮にふりかけます。

頭頂部の毛を増やす効果があり、前頭部や生え際への効果は薄いです。

最近は内服薬のミノキシジルも登場しています。

その場合、頭髪だけでなく、全身の毛を増やす作用があります。


A老年性脱毛症

症状:人間は60歳を超えると、性差にかかわりなく髪の毛を含む体毛が薄くなっていきます。


B円形脱毛症

症状:頭に十円玉大の脱毛部分が出来るものをいいます。

原因:体の防御機能であるCD8陽性Tリンパ球が

毛根部分の自己抗原(おそらくメラニン関連の蛋白)

あやまって攻撃してしまういわゆる自己免疫反応によって引き起こされる疾患(病気)です。

原因:精神的ストレス、体内のアレルギーが合併、ウィルス感染が原因と考えられます。

対策:生活バターン、体調をよく見直す事で治る場合が多々あります。
(皮膚科に通いながら生活パターンをかえましょう。)

内服ステロイド剤の投与
(自己免疫反応を引き起こすリンパ球の産生を押さえるための物でしばらくたつと再発します。)


C抜毛症

症状:前の方が利き腕側に偏って脱毛し、直線上の脱毛斑となります。

原因:、ストレスや不安が主な原因です。(小学生から思春期の女子に多いです。)

対策:よく患児の悩みを聞くとともに、
毛を抜くことを怒ったりせず母親や周囲の人々が温かく接する事で治ります。


D薬物脱毛症

症状:薬の副作用で髪が抜けてしまう症状ですが、薬をやめれば治ります。
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