ほくろはみなさんあると思いますが、名前の由来や何でできているか?
を知っていますか。ここでは「ほくろ」のできる原因や名前の由来に
ついて述べていきたいと思います。
まず、ほくろの意味ですが、
皮膚の一部にメラニン色素であるを含む細胞=メラノサイト(黒色)が、
周囲より高い密度で集まってできた皮膚の奇形の一種の事をいいます。
(メラニン色素は簡単に言えば色のついた細胞の事です)
また、言葉の由来ですが、
昔「ははくそ」と言いました。これは文字通り、
「母胎内でついた母親の糞」の意であったが、
鎌倉時代初期に色名の「くろ(黒)」と混同をきたして
「ははくろ(母黒)」という語が生じ、ハワクロ→ハウクロ→ホウクロという
音韻変化を経て室町時代末期にホクロになりました。
次にほくろができないように予防する方法です。
ほくろは、日焼けやニキビなどの炎症をはじめ、
何かの刺激が加わって細胞がメラニン(いわゆる日焼け・しみなどの色の元です)を産生する
ようになると、小さい色素の斑点として、肉眼でも見られるようになったものを言います。
つまり、日焼けやニキビの炎症を抑える事ができれば、ほくろの発生は予防できるのです。
ニキビは普段から洗顔を心がければ予防できますし、
日焼けは日焼け止めクリームを塗る事で予防できます。
また、ほくろの除去方法・仕組みですが、ほくろの除去方法として一般的なのが、
レーザー治療です。まず、炭酸ガスレーザーで、軽いやけどの状態を作ります。
皮膚は表皮と真皮に分かれていますが、日常生活の中でやけどをしてしまったとき、
すぐに水疱ができたりむけたりする部分を「表皮」といいます。
表皮は、熱に弱く、この部分は炭酸ガスレーザー光にも弱いため、
ホクロなどの治療として炭酸ガスレーザーを使う場合には有効な手段です。
(同時にQスイッチレーザー というレーザー脱毛や、
シミのレーザー治療も黒い色素に反応するものも使います。)
しかし、炭酸ガスレーザーを使う治療では、熱量の設定がとても重要になってきます。
熱量が強すぎるとレーザーを照射した部分や
その周辺にまで火傷の痕がつき、ケロイド状になってしまう
ことがある為、事前にお医者さんと
打ち合わせをよくしてから手術に望まれたほうがよいでしょう。
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