私達は眠くなると「あくび」をしますが、なぜ「あくび」をするのでしょうか?
「あくび」は、サル、犬や猫、インコ、カメまで「あくび」をします。
サル(霊長類)の誕生は約8500万年前まで遡る事ができますので、
少なくとも8500万年以上前には「あくび」は存在していたと考えられています。
「あくび」が出るメカニズム
脳内にある室傍核のオキシトシン神経からあくびの電気信号が発せられます。
その際に顔面、四肢や体幹の伸展、涙の分泌、男性の陰部の勃起も見られます。
※脳の電気信号の仕組みについてはこちら
「あくび」が発生する原因について
まだ、未解明の部分が多いですが、以下のように言われています。
@肺での酸素-二酸化炭素交換を高める為、
顔面のストレッチ、内耳の圧力を外気と調整を行っている。
A覚醒と睡眠の境界から覚醒に向かう為に「あくび」をしている。
B脳の体温の調節に使われる。
と言われています。
「あくび」の起源
「あくび」は、オキシトシン神経からの電気信号により起こるものです。
分娩時の子宮収縮させる時もオキトシン神経からの電気信号が出ます。
魚類では「あくび」という行為は産卵活動に用いられていたという説もあります。
起源についても未解明な部分が多いですが、とても興味深いです。
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