みなさんも1度はあると思いますが、
「何かをしようとしていたら何をしようとしてたか忘れた」
「何か話そうとしていてら何を話すのか忘れた」というような
事があると思いますが、このような事はなぜ起こるのでしょうか?
早速まとめてみました。
物忘れの原因
物忘れが激しい原因ですが、脳の前頭前野(おでこの辺り)にある
「ワーキングメモリー」という脳の働きの低下が原因です。
(下の図でいうと、「意思・計画・意欲」の部分です。)
つまり、脳の機能低下が原因となります。
(脳の機能(信号)の仕組みはこちら)
ワーキングメモリーとは・・・一時的な記憶の働きの事を言います。

ワーキングメモリーの鍛え方(脳の働きを活性化させよう)
@料理で包丁を使って千切りすると鍛えられます。
(常に手元を注意しなければならない為です。)
Aレシピを見て、手作りで料理を作ると鍛えられます。
(レシピの内容を一時的に記憶する必要がある為です。)
Bジョギングで鍛えられます。
(笑顔で背筋を伸ばし、あごをあげて、
足の裏の前の方から着地する事を意識する事がポイントです。)
Cトランプの神経衰弱で鍛えられます。
(トランプ52枚を床にならべて同じ数字を当てていきます。)
※英単語を覚えたり芸能人の名前を一生懸命覚えるのは
長期記憶に関連する為、ワーキングメモリーは鍛えられません。
※ワーキングメモリーを鍛えると大脳皮質の体積(主に前頭前野部)が増加します。
あなたのワーキングメモリーを測定してみよう
まず、以下の3文を声を出して読んでみて下さい。
@私の趣味はホームページ作りだがオリジナリティが弱い気がする。
A最近は音楽番組を見る機会が減った為、歌手の名前がわからない。
B老化による脳の機能低下を防ぐには日々の訓練が必要となってくる。
では、ピンクで色塗られた単語を上から順に答えて下さい。
(全部答えられてクリアです。)
これを5回繰り返します。
5回のうち、クリアが1回以下の場合・・・2.0点(およそ70代の平均)
5回のうち、2回できた場合・・・2.5点(およそ40代の平均)
5回のうち、3回以上できた場合の点数・・・3.0点(およそ30代の平均)
どうでしたか?5回すべてクリアはなかなか難しいと思います。
ワーキングメモリーの機能低下を防ぐには訓練が必要となります。
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