私達はテスト・受験勉強で「英単語等」の物事を覚える時に
何度も復唱を繰り返し記憶していきますが、
記憶の仕組みはどうなっているのでしょうか?早速、調べてみました。
記憶のメカニズム
以前、「脳の信号伝達の仕組み」というコラムで神経細胞に電気が
流れる事で私達は行動したり、色々感じ取ったりできるという話しを
しました。では、私達の記憶はどのようにして形成されるのでしょうか?
早速、実践してみましょう。
まずは、次の数字を見なくても言えるように覚えてみて下さい。
「534089432610」
いかがでしたか?みなさん何度も復唱したのではないでしょうか?
この時、脳内では何度も復唱する事で電気の流れる量を増やしています。
すると、電気が長期に渡って継続的に流れるようになります。
これをLTP(長期増強)と言います。
電気が流れている間は、私達は上の数字を見なくても
数字を答えられるようになります。
そして、継続的に電気が流れ続けると神経細胞のシナプスが伸びて
樹状突起と結びつく事で記憶が形成されます。
上の図のようにシナプスが伸びて、樹状突起と結びつき、
神経回路が形成された記憶は一生忘れなくなります。これが記憶の仕組みです。
※神経回路が形成されると電気が流れていなくても
記憶した物事を忘れなくなります。 |