海馬とは・・・脳の中にあって長期記憶(神経回路)を
つくる為の役割を果たす器官の事をいいます。
このように海馬は「脳の信号伝達」・「記憶」の重要な役割を
になっているのですが、海馬の場所・役割はどうなっているのでしょうか?
海馬の位置
脳の中心あたりにあります。
海馬の役割について
@海馬・脳の関連器官の神経細胞に電気を流す事で
物事を覚えます。(短期記憶)
(短期記憶とは・・・神経衰弱等、短い間だけ記憶する事を言います。)
A重要な情報については海馬に何度も
電気が流れる事で電気の流れる量が増え、
継続的に電気が流れるようになります。LTP(長期増強)といいます。
※電気が流れていない不要な情報については記憶から削除します。・・・忘却といいます。
B重要な情報に何度も電気が流れると
海馬を中心に関連する神経細胞にシナプスを伸ばし、
長期記憶を形成します。長期記憶を形成したら、
脳の各箇所へ神経回路を移動します。海馬には情報は残りません。
※長期記憶は一生忘れなくなります。
つまり、海馬・脳の各器官の役割をまとめると・・・
海馬・・・新しい情報の一時保管・重要な情報のみ神経回路形成
脳の各箇所・・・古い神経回路の保管
という事になります。
ちなみに神経回路が形成されるまでの期間は
半年〜2年と言われています。
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