私達が見ている物には赤色・黄色・青色等、たくさんの色がありますが、
なぜこんな風に見えるのでしょうか?早速、調べてみました。
人が色を識別できる理由
人が色を識別できるのは、物によって
目に入る電磁波(光)の波長が変わる為です。
どういう事かと言うと以前、「光は何でできている?」というコラムで
光は空間の波によってできており、その波長の長さによって
色の見え方が違ってくるという話しをしました。
私達の目は、光の波長によって以下のように見えます。
色 |
赤 |
橙 |
黄色 |
緑 |
青 |
紫 |
波長の長さ |
6400〜7700A |
5900〜6400A |
5500〜5900A |
4900〜5500A |
4300〜4900A |
3800〜4300A |
長い⇒短い |
では、早速、私達が色を識別する為のメカニズムを細かく見ていきましょう。
(火が赤く見える理由を細かく説明します。)
光は、「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」が混ざりあっています。
@その光が火に反射します。
A火に反射された光は光の波長が6400〜7700Aとなり
人の目に光が入ります。
Bその光が網膜の視細胞(約650万個錐体細胞)に入る事で
火は赤色だと認識します。(下図を参考)
錐体細胞(すいたいさいぼう)とは、光の波長に敏感に反応して色を認識します。
ただし、錐体細胞は物の形はわかりません。
また、650万の錐体細胞は長波長(黄色周辺)に反応する赤錐体、
中波長(黄緑周辺)に反応する緑錐体、短波長(青周辺)に
反応する青錐体の三種類に分けられ、それぞれの錐体細胞は
特定の範囲の波長に最も反応するタンパク質(オプシンタンパク質)を含んでいます。
※この錐体細胞の数から人の目の画素数は650画素程度と言われてます。
桿体細胞(かんたいさいぼう)とは、光の波長には反応しませんが、
物の形を認識する事ができる細胞です。
人は目の桿体細胞で物の形(奥行き等)を認識しています。
ちなみに、カメラやコピー機は、光の反射による光の波長から
色を認識できる機械です。(人の錐体細胞のような働きをします。)
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