年を取ると、加齢臭という臭いを発生するようになると
言われていますが、なぜ年をとるとそのような臭いを発生させてしまう
のでしょうか?早速、原因を調べてみました。
加齢臭とは何か?
中高年特有の体臭の事を言います。
これは、資生堂リサーチセンターの土師信一郎博士らが、
2000年12月11日に「加齢により体臭も変化する」という
概念を示す言葉として名づけたものです。
加齢臭発生の原因は?(メカニズム)
@私達が呼吸によって取り込む酸素は1部は活性酸素というものに変化して
細胞を傷つけています。人間の身体にはもともと活性酸素を消去する抗酸化物質が
備わっていますが、40歳を過ぎる頃からこの抗酸化物質の生成機能が低下し、
活性酸素が身体に蓄積しやすくなります。
A人間の細胞の細胞膜は主に脂質から出来ています。
脂質は不飽和脂肪酸を含み、蓄積した活性酸素は脂質と結びつき
不飽和脂肪酸(9-ヘキサデセン酸、パルミトレイン酸やバクセン酸等)
を酸化させ2-ノネナールという物質を生成します。
2-ノネナールは蝋燭(ろうそく)・チーズ・古本のような臭いがします。
これが、加齢臭・口臭の原因となります。
※活性酸素とは・・・大気中に含まれる酸素分子がより反応性
の高い化合物に変化したものの総称です。細胞を傷つけます。
※不飽和脂肪酸とは・・・炭素が二重結合あるいは三重結合している脂肪酸を言います。
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