私達の中には虫歯になりやすい人とまったく虫歯が出来ない人がいますが、
なぜでしょうか?歯磨きの仕方の違いなのでしょうか?早速調べてみました。
虫歯とは何か?
「細菌が口の中で食べかすの糖質から酸をつくりだし、
その酸で歯が溶ける現象」を言います。
※歯が溶ける現象・・・これを脱灰(だっかい)と言います。
※脱灰とは・・・生物の硬組織からカルシウム塩の結晶が溶出する現象を言います。
※昔、虫歯は「歯が口の中にいる虫に食べられて穴があいた」という風に言われていました。
(この考えは18世紀になって否定されました。)
※虫歯を作り出す細菌とは?・・・ミュータンス菌等の菌が数種類存在します。
ミュータンス菌は感染者の唾液が口に入ることによって感染します。
※ミュータンス菌に感染しやすい時期は
歯が生え始める生後6ヶ月頃〜31ヶ月(2歳7ヶ月)までの間が特に感染しやすいです。
(母親から子供へ感染します。)
虫歯になりやすい人は以下のような人です。
@歯並び・歯のかみ合わせがよくない。
A虫歯菌(ミュータンス菌等)が多く細菌の活動が活発である。
B甘い物(糖質)をよく食べる習慣がある。
Cプラーク(歯垢、歯くそ)が歯に付着したままになっている時間が長い。
(歯磨きの仕方がよくない・頻度が少ない)
D唾液の分泌量が少ない。
(唾液は口内の酸性化(PHの低下)を防ぎます。)
つまり、歯磨きをあまりしない・甘い物が大好き人でも、
歯並び・歯のかみ合わせが良く、
ミュータンス菌等の虫歯菌が少ない人は虫歯になりにくいです。
|