私達は何かの拍子で急に「しゃっくり」がでる事がありますが、
「しゃっくり」が出た時は身体でどのような事がおきているのでしょうか?
「しゃっくり」とは何か?
横隔膜(または、他の呼吸補助筋)の強直性痙攣および、声帯が閉じて「ヒック」
という音が発生することが一定間隔で繰り返される現象を言います。
※横隔膜とは・・・呼吸運動に関する筋肉の1つです。
※呼吸補助筋とは・・・通常の呼吸ではなく通常よりもたくさん息を吸い込もうとした時や
たくさん息をはこうとした時に用いられる筋肉の事をいいます。
内肋間筋、胸鎖乳突筋、前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋、腹直筋、
内腹斜筋、外腹斜筋、腹横筋などがあります。
※強直性痙攣とは・・・筋肉の異常な収縮が長く続き筋肉がこわばった状態の事を指します。
※声帯とは・・・声を発生させる為の器官です。声帯が閉じる事で声が出ます。
声帯の閉じ方が弱い為、「ヒック」という弱弱しい声となります。
呼吸時の横隔膜の働きについて
私達が息を吸い込む時(吸気)は横隔膜の収縮・
外肋間筋の力(肋骨を引き上げる力)によって行われます。
また、息をはく時(呼気)は筋肉を用いず、伸展された
肺の受動的反跳(ふくらんだ肺が自然にもとに戻ろうとする力)によって行われます。
※「しゃっくり」はなぜ起きるのか?、「しゃっくり」の止め方は?
についても解説していますので、ご覧下さい。 |