私達は普段から腰を使って「歩いたり、走ったり、物を持ったり」
色々な事をしていますが、何かの拍子で急に腰が痛くなって
立てなくなってしまったりする事もありますがなぜでしょうか?
※日本人は8割以上が生涯において腰痛を経験している腰痛大国です。
ぎっくり腰になる原因

まずは、腰(背骨)の周りを見てみましょう。
腰(背骨)は大腰筋等の筋肉で覆われている事が分かります。
ギックリ腰は以下のような時に起こります。
@生活習慣による影響
長時間の座り仕事や立ち仕事をしていると、疲労・負担する筋肉
に偏りが出てきます。また、適度に運動する習慣がない場合は筋肉の血流
も悪くなります。すると、腰を支える筋肉の機能が低下して
筋肉の神経のバランスが崩れ腰痛が発生します。
Aスポーツによる影響
運動後の腰の筋肉の疲労感(血流が悪くなる)が残ると、逆に腰に負担がかかって
しまう場合があります。すると、筋肉の神経のバランスが崩れ腰痛が発生します。
B精神的ストレスによる影響
スポーツでの試合のプレッシャーや難しい仕事に頭を抱えていると
筋肉が緊張して血液が滞り、筋肉の神経のバランスが崩れ腰痛が発生します。
Cヘルニア・圧迫骨折による場合
背骨は24個の椎体(椎骨)とその間に挟まれた椎間板によって成り立っています。
ものすごく繊細な作りになっている背骨ですが
座ったままの悪い姿勢や、重たい物を急に持ち上げたり、腰を支える筋肉が
弱くなると椎間板がつぶれて神経を圧迫(ヘルニア)したり、椎骨がつぶれる(圧迫骨折)
場合があります。すると、ものすごい腰痛が発生します。
D病気による影響
クモ膜下出血、膿胸、感染性心内膜炎、胆嚢炎、総胆管結石等の
病気の場合、脊髄圧迫により腰痛が発生する場合があります。
このように急に腰が痛くなる原因は5つに分別する事ができます。
急な腰痛の割合としては、@〜Bの場合が80%以上となっており、
Cの場合が、15%、Dの場合は1%以下となっています。
※@〜Bの場合は1〜2週間の安静で治ります。
このように見てみると腰痛の原因は大半が腰の周りの筋肉の血流の滞り
や筋肉疲労によるものである事がわかります。
なので、夜間の安静時でも腰が痛い・1ヶ月以上の腰痛が続く
といった症状がなければ、そんなに心配する必要はありません。
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