冬になると爪を囲んでいる皮膚が切れたり、裂けたりする
「ささくれ」又は「さかむけ」になる事がありますが、なぜ
爪の周りの皮膚が切れたり、裂けたりしてしまうのでしょうか?
早速、「ささくれ」になってしまう原因を調べてみました。
@乾燥が原因で「ささくれ」になります。
「ささくれ」は夏はあまりできませんが、冬になると
急にできるようになりますよね。なぜでしょうか?
その原因は空気の湿度にあります。
夏は空気の湿度は高く、肌は皮脂(ひし)という脂肪
に守られており、傷つきにくくなっているのですが、
空気が乾燥する冬の時期には肌の皮脂(ひし)
も乾燥してしまい、肌が傷つきやすくなってしまうのです。
だから、冬は「ささくれ」ができやすいのです。
A栄養不足が原因で「ささくれ」になります。
「ささくれ」は栄養不足の人によくできやすいと言われています。
実は、人の皮膚は水分約57.7%、タンパク質約27.3%、
脂質約14.2%、灰分約0.6%となっており、
健康な肌を保つにはタンパク質の摂取が必要不可欠なのです。
また、皮膚や粘膜を丈夫にする働きがあるビタミンAや
体内にたんぱく質を供給して、皮膚の代謝を高めるビタミンB6
ハリやツヤのある皮膚を作り出すビタミンC、血管をしなやかにし、
乾燥肌を防ぐビタミンE等の栄養素をバランスよく摂る事で
「ささくれ」ができるのを防ぐ事ができます。
※「ささくれができる子供は親不孝だ」と言われる理由ですが、
好き嫌いが多い子供=栄養が偏る子供=栄養不足な子供は
親不孝である事から「ささくれができる子供は親不孝だ」と
言われるようになったと考えられています。
※栄養素がたくさん含まれる食べ物リストです。
1、たんぱく質・・・いわし、いくら、すじこ、たらこ、あじ
2、ビタミンA・・・・鶏肉(レバー)、豚肉(レバー)、うなぎ、
牛肉(レバー)、ほたるいか
3、ビタミンB6・・・ニンニク、まぐろ、牛肉(レバー)、
かつお、鶏ひき肉
4、ビタミンC・・・・ピーマン、ゆず、パセリ、レモン、柿
5、ビタミンE・・・・すじこ、いくら、あゆ、いわし、たらこ
となっています。バランスのとれた食事で「ささくれ」を予防しましょう。
A油分の不足が原因で「ささくれ」になります。
冷たい水で洗い物をしたり、水仕事を行っていると
どんどん、手が「かさかさ」になっていく経験が
みなさんもあると思います。「かさかさ」肌になると
怪我をしやすくなり、「ささくれ」もできやすくなってしまいます。
こんな時には、保湿クリームを指先までしっかり塗って
手の「怪我」、「ささくれ」の予防に役立てましょう。
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