| 手・指に木の破片が刺さったら(抜けなかったら)どうすればよいか？ |
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私達は、イス・机・本棚等、「木」で作られた物をよく触る機会がありますが、
もし、木の破片が手・指に刺さってしまったらどうすれば良いのでしょうか？
早速、まとめてみました。
①手を石鹸でよく洗い消毒しましょう。
これが、1番大事です。傷口を消毒しておかないと、
化膿したり、最悪、破傷風になる可能性もあります。
化膿とは・・・皮膚表面、毛孔に存在する黄色ブドウ球菌
が免疫細胞を破壊する病気です。
破傷風とは・・・土壌中に棲息する嫌気性の破傷風菌が
傷口から体内に侵入することで感染を起こします。
歩行障害や全身の痙攣が起こり、やがて死に至ります。
(死亡率50%)
②ピンセット等で木の破片を抜きましょう。
ピンセット等で木の破片が刺さった向きと同じ角度で抜くようにしましょう。
また、以下の事を行うと木の破片が抜けやすくなるようです。
１、穴の開いた硬貨(5円、50円玉)で硬貨に刺さった部分を
押し付けて木の破片を抜くようにしましょう。
２、梅を刺さった部分に当てておくと、木の破片が浮き出てきやすく
なります。(梅は塩分濃度が高く、皮膚組織から水分が外に
出る事で木の破片が浮き出てきます。)
３、はちみつを塗ると、抗菌作用と組織再生を促進させる働きが
ある為、皮膚の再生機能により木の破片が浮き出てきます。
③木の破片を抜いたら再度、石鹸でよく洗い消毒しましょう。
木の破片を抜く際に、細菌が傷口から進入してしまっていう可能性
があります。もう１度、傷口を石鹸でよく洗い、消毒しましょう。
木の破片が抜けない場合はどうする？
では、木の破片が奥まで刺さって抜けない時はどうすれば良いので
しょうか？この場合は、石鹸でよく洗い、消毒した後は、
無理に抜こうとせず、そのままにしておきましょう。
(小まめな手洗い、消毒は心がけるようにして下さい。)
人には自然治癒力が備わっており、皮膚に刺さった木の破片は
深い部分でどんどん作られる新しい皮膚によって表面に押し出され、
2～3日程度で「ポロ」っと取れます。
しかし、木の破片が奥まで入り込み、痛みが激しい場合・腫れてきた場合は
細菌感染している可能性がありますので、すぐに病院へ行くようにして下さい。 |
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