よく靭帯が切れたという言葉を耳にする事がありますが、
靭帯とはいったい何の事を指しているのでしょうか?
靭帯とは強靭な結合組織の短い束の事をいい、
骨と骨を繋ぎ関節を形作る役割をしています。
主成分は長いコラーゲンの線維です。
靭帯には関節の可動域を制限する働きもあります。
なお、骨と骨格筋を繋ぐのは靱帯ではなく腱となります。
ちなみにこの靭帯が強い外力(ジャンプで着地した時等)に足を捻挫した時
局所の強い腫れと皮下出血が生じますが、
その際、靭帯が損傷していれば、靭帯損傷
靭帯が断裂していれば、靭帯断裂となります。
もし、靭帯が断裂していると、靭帯の不全治癒が起こったり、
靭帯の自然治癒が望めない部位では、不安定性が残存し、
外れそうな感覚(脱臼感)が起きたり、関節に負担がかかり、
軟骨損傷がおきたり痛みを起こす事もある為、
出来るだけ速やかに医療機関を受診する必要があります。
捻挫と靭帯損傷は紙一重の為、もし足や手を捻った時等は医者に
一度診てもらった方が良いと思います。 |