人間の身体・健康・医学に関する豆知識⇒⇒⇒ オンチ(音痴)の克服法は?
オンチ(音痴)の克服法は?

先程の「オンチ(音痴)の原因・種類は?」というコラムで

オンチ(音痴)の種類には「無自覚音程型オンチ」

「音域型オンチ」、「リズム型オンチ」、「聴覚機能不完全オンチ」

「緊張型オンチ」の5種類があるとの話しをしました。

ではそれぞれのオンチ(音痴)の克服法を見ていきましょう。

@無自覚音程型オンチ

私達は歌声を「気導音」と「骨導音」がミックスされた音を

脳で認識しています。

空気を伝わって聞こえてくる音の事を「気導音(きどうおん)」

自分の頭蓋骨を伝わって聞こえてくる音を「骨導音(こつどうおん)」と言います。

私達は、聞こえてくるカラオケ(気導音)

自分の声(骨導音)の音程を微妙に調整しながら歌っているのです。

自分が音痴(オンチ)だと気づいていない人は「気導音」は正しい音域で

聴けているのですが、「骨導音」が正しい音域で聴けていない為、

音域がズレてしまいます。ではどうすれば克服できるのでしょうか?

それはまず、自分の声を録音して聞いてみる事です。

そうする事で自分の歌を気導音として認識する事ができます。

また、カラオケでは、片方に耳栓をして歌う事で

骨導音が正しい音域で聞こえるようになり、音痴(オンチ)

を克服する事ができます。

A音域型オンチ

高い声を出す事が出せずに音域がズレてしまう

場合を音域オンチと言いますがどうやったら高い声を出せるのでしょうか?

高い声を出すにはまず声帯をピンと張る必要があります。

高い声を出すには、前屈みの姿勢でお腹に力を入れるのが有効です。

そうすると、横隔膜が引っ張られ、声帯がピンと張ります。

プロのアーティストでも高い声を出す際は前屈みになる光景を

よく見かけますが、声帯を張る為だったんですね。

また、高い声は輪状甲状筋(前筋)が収縮して

前関節を屈曲させ声帯を伸長させる事で出しています。

オオカミの遠吠えのような声を出して、声帯の下にある筋肉(輪状甲状筋)

を鍛える事で高い声を出す事ができます。

Bリズム型オンチ

音のリズムが取れていない場合、音楽のリズムに合わせて振り付け

を行う事でリズムオンチを治す事が出来ます。

また、まりつきや球技を行ったり、

スキップをしてみたりする事でもリズムオンチを克服する事ができます。

C聴覚機能不完全型オンチ

これは、正しい音階(音程)を何度も聴く事で克服する事ができます。

歌いたい歌をしっかり聞きこむ事で音階(音程)が徐々に身に付くように

なり、音痴(オンチ)は克服する事ができます。

大好きな歌を聞き込めば聞き込む程、歌がうまくなるのは

音階(音程)が脳に正しく認識されたからです。

D緊張型オンチ

人前で緊張してしまい、うまく歌えない場合は、

人前で歌う事に慣れるしかありません。

仲の良い友達とカラオケに行って積極的に歌う事で

徐々に緊張しずに歌えるようになります。(スピーチ等と同じです。)
mixiチェック
人間の身体・健康・医学に関する豆知識一覧