私達は食事をすると眠くなりますが、なぜ眠くなるのでしょうか?
それは、人間の脳に酸素がいきわたらなくなるからです。
人間の脳は体重の2%しかないのに酸素は25%も消費しています。
食事をすると胃が活動します。
その際に急激に酸素を消費します。
その為、脳に供給される酸素を減らして消化器系に供給するので脳が
一時的に軽い酸欠状態になって眠くなります。
※酸欠状態になると「集中力の低下」も起こります。
昼寝が効果的と言われるのはこの為です。
(脳が酸欠状態で集中力が低下している時は
脳を休める事で仕事・勉強の効率を高めます。)
人間と酸素に関する豆知識
@酸素は人間にとって非常に重要で呼吸によって得られた酸素は
体内に取り入れられ、血液によって各器官に供給されています。
筋肉は酸素を貯蓄できる「ミオグロビン」という物質がありますが、
脳にはそのような物質がない為、酸素が脳に取り入れられても一瞬で
使い果たしてしまいます。心肺停止等で血液が止まれば、酸素が
脳に行き渡らなくなり、すぐに脳死となってしまいます。
A酸素は心臓のポンプ作用によって体内の各部に送られます。
B食べ物を摂取すると消化器官で細かく分解された栄養素は
栄養素に酸素が化合する(酸化作用)によってエネルギーに変えて
それによって生じた二酸化炭素を放出しています。 |