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ニンニク(にんにく)で口臭・体臭が発生する原因・対策

ニンニクを食べると口臭が発生しますが、ニンニク自体は

無臭なのになぜでしょうか?また、口臭を抑える方法はあるのでしょうか?


ニンニクで口臭が発生する原因(メカニズム)

ニンニクにはアリインという無臭の化合物・アリナーゼという物質が含まれています。

ニンニクを切るとアリインとアリナーゼが接触して、アリインがアリシンに変化します。

アリシンを食べると、メチルメルカプタン・アリルメルカプタン・アリルメチルスルフィド

という成分に分解されます。その中で悪臭の原因になるのが、

アリルメチルスルフィドです。

アリルメチルスルフィドは口腔粘膜や各種消化管に到るまで、全ての部位から

発生します。つまり、ニンニクを食べてから人の身体から排出されるまで、

胃や腸のあらゆる部位から悪臭を発生させるのです。

これが、口臭や体臭の原因となります。(16時間以上臭いが残ります。)


口臭・体臭を防ぐ対策方法


ニンニクの臭いを防ぐもっとも有効な方法は

牛乳を飲む事です。
(オハイオ州立大学の研究チームが発表しました。)

牛乳にはアリルメチルスルフィドの濃度を下げる効果があります。
(食中ににんにくと一緒に飲むのが効果的です。)

口臭予防には、レモン、梅干し、昆布、緑茶等がありますが、

ニンニクの悪臭はあらゆる各種消化管から発生する為、

アリルメチルスルフィドの濃度を下げる効果がある牛乳がもっとも

効果的という訳です。
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