先程のコラムで急に頭が痛くなる原因はストレスによるもの
であるという話しをしました。では、急に頭が痛くなった場合は
どうすれば治す事ができるのでしょうか?
緊張型頭痛の場合
@イブプロフェンなどの NSAIDs、解熱鎮痛薬、抗炎症薬、
筋弛緩薬(きんしかんやく)、抗不安薬、抗鬱薬、漢方薬などを服用。
A身体的・精神的ストレスを減らす。
長時間座りっぱなしのことが多い人は小まめに気分転換をはかり、
背筋を伸ばすなど適宜筋肉をほぐす。
ぬるめのお風呂にゆっくり入ったり、首や肩をマッサージする。
ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を行う。
片頭痛(偏頭痛)の場合
@軽症ではアスピリン・イブプロフェン・ナプロキセンなどの NSAIDs、
中等症以上の頭痛や過去に NSAIDs の効果がなかった場合には
トリプタン系製剤を服用します。
プリンペランなど制吐薬、コントミンなどのドーパミン2受容体阻害剤も有用です。
A身体的・精神的ストレスを減らす。
睡眠不足・睡眠のとり過ぎも片頭痛が起こりやすくなる要因となるので、
規則正しい生活を心がけます。
頭部への直射日光を避けます。片頭痛の場合、安静にして痛むところを指で軽く
おさえたり、冷やしたりすると痛みを緩和できる場合があります。
このように緊張型頭痛・片頭痛もストレスを減らす事で頭痛を抑える事ができます。
また、薬の服用によって頭痛を抑える場合は、自分が緊張型頭痛なのか・偏頭痛なのかを
判別してから薬を選ぶようにしましょう。
(例えば、朝、目が覚めて起きた時から頭痛として感じる場合や、
太陽の光などを頭や目に受けて頭痛が起こった場合は偏頭痛の可能性が高いです。) |